6月4日(日)札幌大谷大学響流(こーる)ホールに於いて「第42回日本音楽療法学会北海道支部大会」が開催され、その講演会としてDCファシリテーションセミナーを行いました。
新型コロナ感染拡大のため3年ぶりに対面開催となった大会。支部大会運営部からの要望は以下の2つでした。
①久しぶりの対面の支部大会であるので、言語によらない、音楽の根源とも言えるシンプルな音と振動により、会員同士がリラックスしながら心身ともに関わるという「体験」を望んでいること由、やっぱり音楽っていいな、大事だなと感じて音楽療法実践や学びに対するモチベーションを高めていただきたい。
②「体験する自分」から、自分自身の気持ちや傾向などの自己省察と共に、講師のファシリテートを体験しながら、教えるのではなく、「引き出す」というセラピストの技能を学べる機会になるとありがたい。
多くの参加者が講演開始20分ほど前から集まり、半分以上の方が初めてのDC体験ということもあって楽器が並んだ席に勝手に座っていいのか、座ったものの演奏してもいいのかと戸惑っていたため、急遽予定を変更し、開始前までドラムサークルを単純に楽しめる時間としました。
開始時間には、すでに豊かなリズムアンサンブルが創られ、このままセミナーとして始めるのがもったいないほどの音楽創造が繰り広げられようとしていました。
そこからあっという間の3時間が過ぎ、約70名の参加者がリズムケアギバーとしてリズムを通して人間の可能性を引き出すファシリテーションを学びあいました。
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