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Experiences in Intensive training

インテンシブ研修を終えて

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~A Week of Discovery~

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ドラムサークル インテンシブ研修2023は私にとって、この経験は深い発見の旅でした。
 これまでの私の経験(教員やドラム奏者)から、ある程度自信を持って研修に臨んだものの、初日の夜すぐにドラムサークルのファシリテーション 
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Downer Ian(ダウナー イアン)

愛媛県松山市在住

~音と人がつながる
瞬間を体感~

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私がドラムサークルに出会ったのは、地元で療法的音楽活動を行なっている先生に誘われて参加したのがきっかけでした。そこでは、VMCグローバル™認定トレーナー日本代表の横田友子(トムトム)さんがファシリテーターをされており、会場が一体となる ・・・続きを読む

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佐藤弘幸

愛媛県四国中央市在住

~タンディガータンディ~

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〇はじめに
 「あなたへ与えられたチャンスなのよ!今がその時でしょ‼」そんなふうに、夢枕の友が私の背中を押してくれた。昨年、思いがけず弟と親友の旅立ちを見送った。還暦を目前にして、自分の人生を振り返って考えた。 
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下地真喜子

沖縄県宮古島市在住

心に残っていること

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知的障がい児者の総合施設で勤務して、どんなに障がいが重くても一人一人が主役になってできる活動をと模索している中でドラムサークル(以下DCと表記)と出会いました。『これかもしれない』と感じ、2014年と2015年のインテンシブ研修を受講しました。・・・続きを読む

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三森由佳

北海道伊達市在住

~VMCで過ごした特別な時間~

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「ドラムサークルって存在は知っているけど、どこでできるの?」  研修に参加する前はドラムサークルという言葉は聞いたことがあり、興味はありましたが、そもそも、いつどこで誰が行っているのか、どうやって参加すればいいのか、など全く知りませんでした。  ・・・続きを読む

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香川由樹

広島県広島市在住

~A Week of Discovery~

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ドラムサークル インテンシブ研修2023は私にとって、この経験は深い発見の旅でした。

これまでの私の経験(教員やドラム奏者)から、ある程度自信を持って研修に臨んだものの、初日の夜すぐにドラムサークルのファシリテーションには全く異なるスキルが必要であることに、気づきました。そのため、最初のサークルに「ジャンプイン」をする準備のときには、深い緊張を感じました。
しかし、初日で感じた心配は、この研修を特徴づける温かくあるがままを受け入れてもらえる雰囲気によってすぐに解消されました。真のつながりと分かち合いの感覚は、トムトム、のりぺん、そして研修の非常に親切なメンターの皆さんによって巧みに育まれたと思います。
研修の構成は完璧で、初めて参加した私は、メンターたちにとてもよくサポートされていると感じたし、いつでも自由に自分の考えを話したり質問したりすることができました。

アーサー、ジムそしてトムトムがマスターティーチャーであることは言うまでもありませんが、彼らはサークルのメンバーとの信頼関係を築く努力を惜しまず、同時にユーモアと優しい励ましをもって、個々の向上のための道筋を提案してくれました。
今現在、教師として、私は彼らが教えるグループの自律性の原則をモデル化する彼らの能力に深く触発され、すでに私自身の教育にこれらの原則を取り入れて実践しているところです。

最後に、この研修は内なる発見の旅でもありました。リズムが持つ変革力に焦点を当てたコミュニティに参加したことで、研修を通して他者との深いつながりを感じることができました、これはこれからの私の人生でももちろん継続してきたいです。

皆さん、ありがとうございました!

I attended the Drum Circle intensive Playshop 2023 in Ozu Japan. For me, this experience was a profound journey of discovery.
While I was somewhat confident going into the training as both a fulltime teacher and drummer in a range of groups, I quickly realized on the first night that a very different set of skills was involved in drum circle facilitation. As such, I felt a deep sense of
nervousness when preparing for my first circle ‘jump in’ on the first evening.
These concerns were quickly relived by the warm and welcoming community atmosphere that characterized the event. A true sense of community and sharing was expertly fostered by Tomtom, Noripen, and the very supportive mentors on the course. The organization as a whole was flawless, and as a new participant, I felt very well supported by the mentors and was free to share my thoughts and ask questions at any time.
It almost goes without saying that Arthur, Jim and Tomtom are master teachers, who possess an effortless ability to build a rapport with circle members, while also suggesting pathways for individual improvement thorough humor and gentle encouragement.
As a teacher myself, I was profoundly inspired by their ability to model the principles of group autonomy that they teach, and have already began to apply these principles in my own teaching.
Finally, this was also a journey of inward discovery. Joining a community focused on the transformative power of rhythm has left me with a deep sense of connection with others that I’m sure will stay with me for the rest of my life.
 
Thank you very much everyone!
 


 

2023年
Downer Ian(ダウナー イアン)/愛媛県松山市
職業:教員

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イアン

~タンディガータンディ~

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〇はじめに
 「あなたへ与えられたチャンスなのよ!今がその時でしょ‼」そんなふうに、夢枕の友が私の背中を押してくれた。昨年、思いがけず弟と親友の旅立ちを見送った。還暦を目前にして、自分の人生を振り返って考えた。そして自分が今やりたいことにチャレンジしようと勇気を出して参加を決意した「VMC2023インテンシヴ研修」。『あなたは何者? あなたはなぜここにいる? ここで得た知識を何に使いたい?』5月が近づくにつれ、この3つの質問が頭から離れなくなっていた。バイオもなかなか書き上げられないまま…。それでもなぜか心の中から沸々と湧いてくる期待感。
  研修当日。松山空港へ降り立ち、前泊して臨んだ会場入りには多少の不安もあった。でも、それは一瞬で吹き飛んだ。緑いっぱいのロケーション!メンターたちのアフリカン太鼓の出迎え!ウェルカムのリズム!まさに肝(ちむ)ドンドンだ!(沖縄方言=心がときめく)バスを降りた瞬間から踊りださずにはいられない私がいた。

〇研修を通して
 以前「VMC2012のベーシック研修」に参加してから既に10年が過ぎ、改めて学び直しの機会となった。今回は、ワークの目的や意図がそれぞれ仕組まれており、まさに目からうろこの体験の連続となった。
 「ファシリテーターとして常にレーダーを動かすこと!」「周辺感覚の3つのツールである視覚・聴覚・身体感覚のどちらが優位であるかを具体的に知ること」など大きな収穫があった。目を閉じて心で音を聴き取ること。サークルの真ん中で実際に感じること。サイレントで感じた聴覚の優位性。心の目で見ること。五感を研ぎ澄まして感じること。これらにフォーカスした時、私たちも自然の一部だと改めて気づく。自然の中で奏でられる鳥の声、葉擦れの音、吹き渡る風、私たちの呼吸、大いなるものと心の底から共鳴し、腑に落ちた瞬間、自然と涙が溢れていた。「五感を研ぎ澄ます」とは、こういうことだったのだと頭と体で実感した。
 フィンガーダンスのワークで得た「意識の中で相手を信頼すること」や「エネルギーの道を体感できたこと」もまた喜びであった。絶妙なバランスは信頼やラポールから生まれる。幸運なことに「気の達人」であるリーさんとパートナーになったこともあり、リード側と追う側の融合を無意識に味わうことができた。
 最終日は一緒に参加した仲間たちが果敢にジャンプインする勇気からパワーをもらった。エネルギーを浴びて体全体でリズムを共有する体験は本当に素晴らしいものであった。そこで得たことを持ち寄り、各々のメンターとチームに分かれて課題のシェアや振り返りの時間も温かく充実していた。更に、研修後のそれぞれのお部屋タイムも、各地で実践されているドラムサークルの情報交換や、ルームメイトの秘密のパーソナリティを知る絶好の機会でもあった。リズムを介して密につながり、お互いの心がオープンマインドになるところもドラムサークルならではの良さであることも再認識できた。

〇終わりに
 本研修に参加して良かった、と今なお実感している。全国の仲間との出会いや203号室の奇跡は、かけがえのない絆となった。素晴らしいプログラムでの学びに心から満足できた5日間となった。絶好のタイミングで「今こそ学ぶとき」と後押ししてくれた亡き友や弟の分まで今後の人生を豊かに生きる決意にもなった。私は、ドラムサークルファシリテーターとしてライフワークを楽しめる自分になれたことを確信している。
 最後になりましたが、講師のアーサー・ハル、ジム・ボノウ、トムトム
の講師陣と私のメンターであるノリペンと通訳のお三方には感謝の念が堪えません。
『タンディガータンディ』(宮古島の方言で、感謝・ありがとうの最上級の意)


 

2023年
下地真喜子/沖縄県宮古島市

職業:宮古島市任用職員

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マッキー

~VMCで過ごした特別な時間~

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「ドラムサークルって存在は知っているけど、どこでできるの?」  研修に参加する前はドラムサークルという言葉は聞いたことがあり、興味はありましたが、そもそも、いつどこで誰が行っているのか、どうやって参加すればいいのか、など全く知りませんでした。  
そんな中で、職場の音楽療法士の方に紹介して頂いたのが今回のインテンシブ研修でした。ドラムサークルに対して全くの無知だった私は、「みんなで太鼓叩くの楽しそう」「ドラムサークルとは何かを知ろう」「よく分からないけど、仕事に活かせるかもしれない」と、とても漠然とした気持ちで参加しました。  
実際に5日間研修に参加してみて、私の気持ちは良い意味で裏切られました。参加前に考えていたよりも、はるかに大きな学びを得られたからです。5日間の研修を通して学んだ事は書き記せないくらい沢山あるのですが、私にとって特に大きな学びになった事をいくつか紹介します。まず「自分の思いを言葉を使わず全身を使って伝える事ができる」という事です。ドラムサークルのファシリテートでは言葉を使わず、身振り手振り、アイコンタクト、表情、等全身を使い、自分のやりたい事を伝える事ができます。伝える事ができたかどうかは、グループのメンバーが音で教えてくれます。この非言語の音でのやりとり、音で繋がっている感覚に私は魅了されました。次に、「自分が気づいていない知らない世界が沢山ある」という事です。  研修内容は詳しく書きませんが、研修終了後、五感が冴え渡っており、普段気が付かなかった音や、風景の色彩などに気がつきました。それと同時に、今まで自分が見ていた世界がいかに狭かったか思い知らされました。「私にはまだまだ見えていない世界があるのかもしれない」と気がつく事ができました。研修に参加する前より、様々な事への興味が湧くようになりました。知的好奇心が高まったと思います。  最後に、「人は、人との関わりの中で成長する」という事です。5日間、アーサーやジム、トムトムさんなど講師の方だけでなく、参加者の皆から沢山の事を学びました。共に学び合う中で、自分自身の得意な事や苦手な事が明確になりました。自分の負の感情(焦り、嫉妬、不安など)から楽しい感情(安心、喜び、信頼など)まで、普段はあまり意識していなかった自分の中にある様々な感情に素直に気付く事ができました。インテンシブ研修は寝食を共にし、参加者同士の一体感が生まれ、気を使う事なく、ありのままの自分を受け入れ、それをさらけ出す事ができる環境になっています。他の参加者の在り方を見ながら自分自身を見直す良い機会となりました。冒頭に戻りますが、「ドラムサークルって存在は知っているけど、どこでできるの?」と思っていた私が今はこう答えられるようになりました。「VMCでできます!とっても楽しくて、特別な時間を過ごすことができます。私のように全くの未経験の方でも、不安を抱えたまま飛び込んで欲しいです。不安がエネルギーとなって素晴らしい体験になる事を保証します。」楽しい学びの時間をありがとうございました。

2023年
香川由樹/広島県広島市

職業:音楽療法士

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香川由樹

~音と人がつながる瞬間を体感~

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 私がドラムサークルに出会ったのは、地元で療法的音楽活動を行なっている先生に誘われて参加したのがきっかけでした。そこでは、VMCグローバル™認定トレーナー日本代表の横田友子(トムトム)さんがファシリテーターをされており、会場が一体となる感覚に感動を覚えました。
今回インテンシブ研修に参加した理由は『感動した理由を詳しく知りたかったから』です。

 研修中は、アーサーやジム、トムトムさんの魔法のようなファシリテートを体験し、とても不思議な感覚の連続でした。最初のドラムサークルの印象として、打楽器を叩いてみんなで音を楽しむ活動だと思っていましたが、その時その瞬間の音楽を感じ、みんなで創造していく考え方は、とても新鮮でした。

 寝食を共にするインテンシブ研修の5日間は、全てが刺激的な体験の連続でしたが、特に衝撃を受けたことが2つあります。
 1つ目は、『向き合い、つながることで、リズムや音は他者に影響を与え、他者からも影響される』ということです。これは研修後の日常生活や仕事の中でも、他者とコミュニケーションを取る中で、「今この人と繋がれているかな?」と意識するようになりました。今思うとこの感覚がなかったため、これまでは言葉で一方的に発信していたと反省しています。
 2つ目は、『笑顔の力』です。日頃から表情が固く、笑顔が少なくなっていた私ですが、研修が進むにつれ、参加されている方々がチャレンジする姿勢や人柄に感化され、自分を出しても良いのだと感じ、楽しみながら研修に参加できていました。また、表情が明るくなると「明日はこれにチャレンジしよう」と気持ちも前向きになっていくのがわかりました。そして、研修に参加されている方々は笑顔が素敵な方が多く、そんな人を見ると話しかけたくなりました。逆にいうと表情の硬い自分は、周囲からは関わりづらかったかもしれません。

 今回、様々な体験を通して私が感じた『感動した理由』とは、見ず知らずの方々とその時その瞬間に繋がったことが、音になって表現されていたからだと感じました。その具体的な内容を学ぶことができ、かけがえのない仲間ができるのがインテンシブ研修の5日間だと思います。日頃考えもしなかったことを考えたり、聞いたり、体験したり、そんな特別な時間を過ごすことができてとても幸せな時間でした。

 私は普段病院に勤務しているリハビリ職です。VMCのドラムサークルの考え方は、医療現場でも応用することができると感じています。医療職の方もおすすめの研修ですので、ぜひ研修に参加してみてください。そして、受けられた方は、一緒に話しませんか??私も今後は音楽とリハビリの知識をもとに、様々な方が音楽を楽しむことができるような活動を行っていきたいと思っています。 
 

2023年
佐藤弘幸/愛媛県四国中央市

職業:作業療法士

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佐藤弘幸

~心に残っていること~

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知的障がい児者の総合施設で勤務して、どんなに障がいが重くても一人一人が主役になってできる活動をと模索している中でドラムサークル(以下DCと表記)と出会いました。『これかもしれない』と感じ、2014年と2015年のインテンシブ研修を受講しました。

怒涛の様に過ぎた5日間は、瀬戸内海の小島での体験をただただ楽しんだ気分でしたが、体を使って学んだ諸々はしっかりと刻まれているようで、その引き出しは時々開かれ、そのたび今も新しい発見があるという繰り返しです。

きっと具体的に研修内容をお話しする方が判りやすいのでしょうが、実際に参加するときに楽しみが半減するのも勿体ないので敢えてここでは書きません。研修で気づいたこと、そして今もずっと私の心の奥に温かく燈っているのは「つながり」と「小さな音も大切な音」です。小さな音であっても、必ずサークルのどこかの音と繋がっており、取り出してみるととても素敵な音楽を奏でているわけで、それはサークル全体にため息にもたらすほど感動的です。また小さな音を手掛かりにして辿る道(具体的に言えないのがもどかしいのですが、道路という意味ではなく、広く広~く捉えて下さい)は、とてもワクワクします。

5日間の研修でよく言われたのが「何故DCをやるのか?」です。

この問いの上にファシリテーターとしての技術やDCを学ぶ事が大切で、ファシリテーターの独りよがりではなく、参加者一人一人とつながっていく為にいつも自分に問いかけています。

もう一つ心に残っているのが、「KISS (Keep it stupid simply ~ビックリするほど単純に)」です。ファシリテーションする上での心構えなのですが、この言葉は日常生活や職場内でも私にとても大切な指針になっています。とても難しいと感じる問題でも単純なことに置き換えて考え直してみると、道が拓けてたり、相手に伝わったという場面があり、いつの間にか日常的にDCが染込んでいるように思えます。

当初は、障がい者が主役という特化した部分がありましたが、気づくと私の中で障がい者も支援者も、みんなが主役であり、互いを支える裏方でありと同じ土俵に立つ存在になっています。師匠アーサー・ハル氏も高い所ではなく、私たちと同じ土俵にいて、共に学びの発見を楽しんでいました。研修の一コマ一コマを引き出しから取り出すたびに新しい発見を与えてくれるのです。

今『これかも・・・』から、『これでいこう』という思いでいます。

2014年
三森由佳/北海道伊達市

職業:福祉施設職員

Yuka Mitsumori
三森由佳
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